現代ゼクスの先攻後攻論

(´・ω・`)たまにはこーゆーのも書いてみる。

(´・ω・`)ゼクスは新しいシステムがポンポン出てくるんですが、今回新しく始まった『アンリミテッドブースト』がかなりゲームの戦略性を変えてきたなと思ったので書きまとめてみます。
(´・ω・`)ずっとアンリミテッドオーバーブーストだと思ってたわ恥ずかしい。

(´・ω・`)ゼクスの歴史を紐解くと、リソリン、ディンギル、ウェイカー、IGOB、シフト、イデアライズ、アルターブレイクと、どんどんデッキ内外からシステムが生まれてきて、その度にあれが強いこれが強いと変遷はありましたが、今回のアンリミテッドブーストは本当に大きい変化ではないかと個人的に思います。

(´・ω・`)まずアンリミテッドブースト（長いからULBとします）の特徴として、
・4コストのイベントでデッキ外から10500が出る。
・対応したブレイク先のゼクスが場にいれば1コストでイベントがプレイできる（ブレイクしていなくても可）。
・対応しているブレイクしたゼクスがいないと、ノーマルスクエアにいる場合ターン終了時に破壊される（プレイヤースクエアなら破壊されない）。

(´・ω・`)以上が挙げられます。
(´・ω・`)実際にULBのあるデッキと対戦してみる中で、僕は二つのことを感じました。

1.対面と相手の攻める速度によるが、後攻が不利ではない環境が生まれつつある。
2.スタートカードは無くても問題にならないデッキ構築が作られる可能性がある。

(´・ω・`)まず一つ目。
(´・ω・`)カードゲームって大体先攻有利な印象ありますよね。
(´・ω・`)マナゲーにしろ、そうでないにしろ、先に動き出してるんだから先攻が強いのは基本的に当然です。
(´・ω・`)そこの逆転要素を各カードゲームで工夫してるから面白い訳ですし、先攻勝率がある程度まで上がりすぎてしまうと、それはそれでじゃんけんだけのつまらないゲームになってしまいます。
(´・ω・`)だからどんなカードゲームもそこの舵取りはかなり考えて作っていると思います。

(´・ω・`)今回のゼクスにおける新システムULB。これは元々『後攻から捲るためのシステムであるアルターブレイク』の強化であるポジションにあります。
(´・ω・`)アルターブレイクが出る前のゼクスは、かなり雑に言ってしまえば『基本的に先にIGOBした方の勝ち』だったと僕は思うんですね。
(´・ω・`)もうちょい丁寧に言うと、IGOBによって先に勝ち筋にアクセスできた方の勝ちって感じかな。
(´・ω・`)IGOBを重ねれば、各デッキの勝ち筋であるイデアライズやオーバーシフトにも繋がります。
(´・ω・`)そもそも3コストで10500絶界を出して+αで何かやらかすんだから弱いはずがない。
(´・ω・`)だからIGOBをさせないために5止めとかいう戦略が生まれたり、先攻4ターン目は相手ライフや盤面への圧をかけるアクションが求められたり、先に誓うためにどのデッキにもリソース加速の緑をタッチしたりする時代もありました。
(´・ω・`)もちろん最近のカテゴリではIGOBを介さずとも、十分な打点や速度を持つデッキもありますが、基本的にIGOBは登場以来デッキの軸となっています。
(´・ω・`)IGOBの条件は相手が6リソか自分が7リソあるか。つまりリソブ無しなら、先攻は5ターン目、後攻は4ターン目になります。
(´・ω・`)ここまでにどれだけアクション（公開領域の補充や相手ライフへの圧迫など）出来たか、またIGOBしたターンにどれだけアクション出来るかも大事になります。

(´・ω・`)そしてアルターブレイク。これは相手のリソースが5枚以上ならプレイ可能です。
(´・ω・`)つまり後攻なら3ターン目、IGOBより早くアクションを稼ぐことが出来ます。
(´・ω・`)しかしブレイクは各プレイヤーによってサイズが様々。
(´・ω・`)フィニッシャーになりえるゼクスもいれば、あくまでデッキの潤滑油であるゼクスもいます。

(´・ω・`)しかしここで遂にULBの登場。
(´・ω・`)ブレイクしたゼクスがいれば1コストで10500が出てきます。
(´・ω・`)ブレイク元のライフリカバリーを手出ししたとしても3コスト、合計して4コスト。1コスト余ってイデアドライブや、相手ターンにさらなるULBを叩き込むことすら可能です。
(´・ω・`)これが後攻なら3ターン目から行えます。先攻でも4ターン目から動き出せる訳です。

(´・ω・`)今までのターンよりも早くアクションが出来るようになったため、当然ゲームスピードは更に早くなります。先攻後攻問わず、1ターンを生み出すためのアクション、もしくは1ターンを濃密にするための構築やプレイングが求められてくると思います。
(´・ω・`)そしてリソース加速が介在しないデッキ対決なら、ブレイク→IGOB→イデアライズの押し付けの順番で後攻の方が簡単にゲームを制圧することができるようになった印象すらあります。

(´・ω・`)もちろん、アルターブレイク+ULBのアクションを行うには手札に3枚のパーツを揃えておかないといけない難しさもあります。
(´・ω・`)ですが、その問題を無視してしまうより、その問題を解決するための構築やプレイングをする方が、明らかに強い動きになると思います。
(´・ω・`)それだけULBが高いカードパワーを持っていると言えます。
(´・ω・`)何回も言うけど1コストで10500を出すんだから弱い訳がない。
(´・ω・`)どのデッキも公開領域を広げる力がどんどん高まってますが、初動が安定していて、ブレイクやイデアライズに確かなフィニッシュ力があるデッキはどんどん株を上げていくでしょうね。


(´・ω・`)二つ目。
(´・ω・`)ULBはプレイヤースクエアならばブレイクしたゼクスがいなくても破壊されません。
(´・ω・`)しかし当然ですがゼクスのいないスクエアにしか登場できません。
(´・ω・`)ここでスタートカードをあえてデッキから外すという選択肢が生まれてくる訳です。

(´・ω・`)スタートカードがない構築ならば、解放イベントさえ手札にあれば、2ターン目に10500をプレイヤースクエアに立てることが可能なのです。
(´・ω・`)これができるデッキタイプの見分けは分かりやすいです。
・ULBに盤面をコントロールする力があるか。もしくは2ターン目に出してアドバンテージを稼ぐことが出来るか。
・イデアドライブの副次効果が強力であるか。

(´・ω・`)だと僕は考えています。
(´・ω・`)例えば一番わかりやすいのはさくらデッキ。
(´・ω・`)さくらのULBは相手の5コスト以下のゼクスの能力登場をデッキボトム送りにしてキャンセルします。
(´・ω・`)ゼクスの攻め手段である踏み倒しに対して強烈な制限をかけることが可能です。
(´・ω・`)これが2ターン目からPに立つ訳です。
(´・ω・`)IG当てるしか抜く手段無いじゃん（IG当てれば抜けるから有情とも言える

(´・ω・`)イデアドライブを1枚捲っておきたいデッキにも、スタートカード無しは有効です。
(´・ω・`)例えばほのめ。イデアドライブが表なら2コスト払って8000バーンを飛ばせます。
(´・ω・`)極論ですが、仮にスタートカードがなくてもイデアドライブを発動し、更に後攻ターンゼクスを出せなかったとしても（それは弱いからちゃんとゼクスプレイした方がいいんですが）2枚目のイデアドライブ+イデアドライブ効果で相手のIGが当たったとしてもノーダメージで耐えられます。

(´・ω・`)まあ無茶苦茶な例でしたが、言いたかったことは序盤から中盤で1コスト浮かせるor手札2枚を切る必要があるイデアドライブを簡単にオープンできる可能性があるよってことですね。
(´・ω・`)攻撃しないとキーが取れないタイプのゼクスは疑心暗鬼になりながらパンチするしかないですね。

(´・ω・`)この構築の欠点は当然ですが、スタートカードの継続した恩恵を得られないことと、本来得られるチャージが減るってことです。
(´・ω・`)相手にとってはスタートカードが無いってだけで気楽に攻めることもできると取れる訳ですからね。
(´・ω・`)チャージがなければIGできない=公開領域を広げるアクションが減る訳ですから、一概に2ターン目PスクエアULBが強いとは言い切れません。
(´・ω・`)スタカレス構築の是非はまだまだこれから研究されていくのではないかと思います。

(´・ω・`)僕が思ったことは以上です。
(´・ω・`)ゲームスピードや構築論に一石を投じてきたULB君、まだ1グループが出たばかりですが、今後どんなカードが刷られるのか期待したいですね。

(´・ω・`)ゼクス10周年でインフレが重なってる感はありましたが、それでもやっぱりゲーム内容はずっと楽しいと思えますし、いいゲームだなって思えます。
(´・ω・`)値段の壁や販売地域の壁を乗り越えてユーザー増えてくれるといいなあ。
(´・ω・`)新規はいつでも大歓迎が板よ。
(´・ω・`)まあ今からゼクス入ると覚えることめちゃあるんですけど。
(´・ω・`)ゆーて、あっ！エンジョイ！！が公式のテーマなんで固いこと言わずに好きなカードやお気に入りのカードで楽しむのが一番ですね。
(´・ω・`)ゼクス君のこういうとこが一番好きです
わ。
(´・ω・`)ゲームなんだから楽しんでなんぼよ。
(´・ω・`)でも戦うなら当然勝ちたいよなぁ。
(´・ω・`)そこの狭間で一生わちゃわちゃしてるのがカードゲーマーだと思いました。

それではー。